P18-NTPSA 設定操作説明 2022-04-14 更新

はじめに

設定ページを使用して、P18-NTPSA 本体に対して下記の情報を送信することができます。

設定項目は「日時」と「コントロール」の 2 種類があり、一度の送信操作でいずれか一方を送ることができます。

  • 日時
    • 本体にセットする時刻の情報です。
      (はじめて使用する時や、長時間不使用の状態から電源を入れ直した時などは、本体が時刻を保持していない状態となっていますので、必ず日時の送信を行ってください)
  • コントロール
    • 電波時計に対して送信する電波の周波数や出力強度、時差の設定など、本体の電波出力制御に関する情報です。

設定する項目に応じて下記のタブを切り替え、表示の手順に沿って進行してください。

※一度の操作で送信できる情報は、日時またはコントロールのいずれか一方のみです。両方の情報を送信する時は、それぞれ個別に送信を行ってください。

手順 1

設定ページの日時送信欄に時刻が表示されます。

表示される時刻は、設定ページを開いている端末 (PC やスマートフォン、タブレットなど) の現在のシステム日時です。

▼ 実験用 上級者向け設定 について

実験用オプションを開くと、現在のシステム日時以外の条件で任意の時刻を指定することができます。設定や時刻合わせを確認したい場合など、一時的なテスト用途にご利用ください。

  • 指定の日時を送信する
    日付・時刻それぞれ、入力欄の右アイコンをそれぞれボタンをクリックすると選択ツールが表示されますので、希望する日時を指定してください。
  • 微調整
    送信する時刻に、-10 ~ +10 秒の微調整を加えることができます。常に一定秒数進んで、または遅れて電波時計が表示されることが分かっている場合にご利用ください。

※実験用オプションを閉じると、オプション内の設定はすべて未設定 (無効) 状態になります。

手順 2

送信する予定の時刻が確認できたら、設定ページ下部の 送信準備 をクリックしてください。

設定ページウィンドウ全体が、黒と白に点滅するデータ出力表示に切り替わります。(設定内容を修正するには、×をタップしてください。)

※安全のため、点滅する画面を凝視しないようにしてください。

手順 3

本機の電源を入れ、図のように設定用端末のデータ出力表示部の直上に置きます。

本機の底面中央付近には、画面上の 黒色 または 白色 のデータを読み取る光検知器があります。光検知器に画面上の点滅表示が入るように本機をおいてください。

※ボタン部は後の手順で使用しますので、本機で覆わないようにしてください。

光検知器に入力された 黒色 または 白色 の読み取り状態が DATA ランプに反映されます。本機の DATA ランプが表示に追従して点滅していることを確認してください。

DATA 点灯 画面 白色
DATA 消灯 画面 黒色

※表示面を読み取りやすくするため、端末の画面を明るく設定することをお勧めします。

手順 4

画面上の 日時送信 ボタンをすぐにタップ (クリック) できるように準備してください。

※まだタップ (クリック) はしないでください。

手順 5

データの読み取りタイミングを同期します。本機の FUNC ボタンを短く 1 回押します。

ST ランプが消灯し、入力されるデータの受信タイミングの同期処理が始まります。ボタンを押した後は、ST ランプの表示に注目してください。

  • 同期に成功した場合 - ST ランプが黄色に点灯します。すみやかに次の手順に進んでデータ送信を開始してください。
  • 同期に失敗した場合 - ST ランプが赤色に点灯します。端末の画面を明るく設定し直したり、本体を置く位置を変えるなどして、手順 3 から操作をやり直してください。

手順 6

ST ランプの黄色点灯を確認したら、約 10 秒以内に画面上にある 日時送信 ボタンをタップ (クリック) し、データ送信を開始してください。

日時のデータ送信は、約 18 秒の時間がかかります。
送信中は、画面の点滅パターンが実際のデータに応じて不規則な内容に変わり、進捗状況が進捗バーに表示されます。

※送信中は本体や表示端末を動かしたり、なるべく周辺の明るさが変化しないようにしてください。

データ送信が終了すると、画面は最初の設定ページに戻ります。送信の成功/失敗は、終了後約 30 秒間 ST ランプに表示されますので、ご確認ください。

  • 成功した場合 - 進捗バーが右端に到達すると同時に ST ランプが黄緑色に点灯します。
  • 失敗した場合 - データ送信の途中で ST ランプが赤色に点灯します。再度手順 2 からやり直してください。
成功/失敗いずれの場合も、ST ランプの表示は、約 30 秒後に通常 (待機状態) の表示に戻ります。

手順 1

設定ページのコントロール送信欄に、電波出力制御に関する設定項目が表示されます。下表の説明を参考に、各項目を設定してください。

1 電波時計に送信 電波送信のオンオフを切り替えます。
=以下の各設定にもとづき、P18-NTPSA から電波が送信されます。(標準設定)
=電波は送信されません。
2 送信に時差を含める P18-NTPSA の保持する時刻に、時差を含めるかどうかを指定します。
=現在保持している時刻に、下の時分指定欄の時差を加えて電波時計へ送信します。
=時差を含めず送信します。現在保持している時刻がそのまま電波時計へ送信されます。(標準設定)
3 ┗ 時分指定 時差として設定する時分です。
協定世界時 (UTC) を 0 時間 00 分とした値で指定します。例えば日本標準時は UTC+9 時間ですので、+9 時間 00 分と指定します。
4 送信周波数 送信する電波の周波数を設定します。
40 kHz と 60 kHz が選択できます。
5 送信出力 送信する電波の出力強度を設定します。
送信出力は、P18-NTPSA と〈受信させたい電波時計〉との距離に応じて選択してください。目安は、直線距離 1 m あたり出力値 10 の割合です。

手順 2

送信する予定のコントロール設定が確認できたら、設定ページ下部の 送信準備 をクリックしてください。

設定ページウィンドウ全体が、黒と白に点滅するデータ出力表示に切り替わります。(設定内容を修正するには、×をタップしてください。)

※安全のため、点滅する画面を凝視しないようにしてください。

手順 3

本機の電源を入れ、図のように設定用端末のデータ出力表示部の直上に置きます。

本機の底面中央付近には、画面上の 黒色 または 白色 のデータを読み取る光検知器があります。光検知器に画面上の点滅表示が入るように本機をおいてください。

※ボタン部は後の手順で使用しますので、本機で覆わないようにしてください。

光検知器に入力された 黒色 または 白色 の読み取り状態が DATA ランプに反映されます。本機の DATA ランプが表示に追従して点滅していることを確認してください。

DATA 点灯 画面 白色
DATA 消灯 画面 黒色

※表示面を読み取りやすくするため、端末の画面を明るく設定することをお勧めします。

手順 4

画面上の コントロール送信 ボタンをすぐにタップ (クリック) できるように準備してください。

※まだタップ (クリック) はしないでください。

手順 5

データの読み取りタイミングを同期します。本機の FUNC ボタンを短く 1 回押します。

ST ランプが消灯し、入力されるデータの受信タイミングの同期処理が始まります。ボタンを押した後は、ST ランプの表示に注目してください。

  • 同期に成功した場合 - ST ランプが黄色に点灯します。すみやかに次の手順に進んでデータ送信を開始してください。
  • 同期に失敗した場合 - ST ランプが赤色に点灯します。端末の画面を明るく設定し直したり、本体を置く位置を変えるなどして、手順 3 から操作をやり直してください。

手順 6

ST ランプの黄色点灯を確認したら、約 10 秒以内に画面上にある コントロール送信 ボタンをタップ (クリック) し、データ送信を開始してください。

コントロールのデータ送信は、約 22 秒の時間がかかります。
送信中は、画面の点滅パターンが実際のデータに応じて不規則な内容に変わり、進捗状況が進捗バーに表示されます。

※送信中は本体や表示端末を動かしたり、なるべく周辺の明るさが変化しないようにしてください。

データ送信が終了すると、画面は最初の設定ページに戻ります。送信の成功/失敗は、終了後約 30 秒間 ST ランプに表示されますので、ご確認ください。

  • 成功した場合 - 進捗バーが右端に到達すると同時に ST ランプが黄緑色に点灯します。
  • 失敗した場合 - データ送信の途中で ST ランプが赤色に点灯します。再度手順 2 からやり直してください。
成功/失敗いずれの場合も、ST ランプの表示は、約 30 秒後に通常 (待機状態) の表示に戻ります。