プログラミングカリキュラム

センサー基礎編

各種センサーの使用法について、個別に説明します。

反射型フォトセンサー (初期搭載)

反射型センサーは、前方に物体があるかどうか検出するためのセンサーです。

車体前面・左側面・右側面・底面の4箇所に搭載されています。前面と左右側面のセンサーは車体が障害物に接近したことを検出するために、底面センサーは机などから落下することを防止するために使うことができます。

各センサーは車両ベース基板上に搭載された半固定抵抗 (VR1, VR2, VR3, VR4) で、それぞれ個別に感度を調節できます。半固定抵抗を時計回りに回すと感度アップします。最大感度の場合、約5cmの距離の物体を検出可能です。

反射型フォトセンサーを使用するための関数は次のとおりです。

マイク (初期搭載)

マイクは車両ベース基板上に実装された音圧検出用センサーです。近くで手を叩くなどの物音を立てたり、車両が接触した時の衝撃などを拾うことができます。

マイクの感度は、車両ベース基板上に搭載された感度調整ボリウム (VR7) で調節できます。また、検出した一瞬の音圧をプログラム上で取り漏らさないようにするため、オン状態を持続させるための回路も搭載されています。持続時間は、長短2種類から選択可能です (JP1)。

マイクを使用するための関数は次のとおりです。

カラーセンサー (別売オプション)

カラーセンサーは車両ベース底部に取り付けて使用する、床面の色検出用センサーです。

カラーセンサーを使用するには光源用LEDとして下記を取り付ける必要があります。

通常、カラーセンサーが正しく色を判別するためには、十分明るい場所での使用が前提となります。車両ベースに取り付けた場合、そのままでは本体の影で色を判別できなくなることがあるため、それを防ぐための底面照射用の光源LEDが必要となります。

取り付け方法は印刷物の説明書 (P5: I2C対応カラーセンサー基板の取り付け) を参照ください。
光源用LEDは取り付けに向きがあるので注意してください。平らな側を前方に向けて取り付けます。逆に取り付けるとまったく点灯しません。

カラーセンサーを使用するための関数は次のとおりです。

その他、光源LEDだけを単体で制御するための関数 light_off()light_on()light(value) もあります。詳しくは関数リファレンスを参照してください。